商業簿記について何も知識のない医療従事者が、できる限りお金を使わないで簿記検定3級に合格するまでの体験記です。
※自分の備忘録であり、2025年1月20日時点では合格体験記ではないのであしからず。
本日は「⑩決算整理仕訳2/3【全25回(基礎18回+じっくり復習等7回)】 『減価償却と貸倒引当金の仕訳がメッチャわかるっ!』✅減価償却✅貸倒引当金(貸倒)」となります。
○ 固定資産の減価償却
固定資産の耐用年数による価値(=簿価)はどのくらい減るか(=残存価額)を年別で見積もる。
ex) ① 130万円の建物を掛けで購入した。
(借)建物1,300,000(貸)未払金1,300,000
② 耐用年数10年で残存価額10万円と見積もり、翌年の決算を迎えた。
(借)減価償却費120,000(貸)建物減価償却累計額120,000
※ 簿価は130万 – 12万で118万円となる。
③ さらに翌年の決算を迎えた。
(借)減価償却費120,000(貸)建物減価償却累計額120,000
④ ③の決算後、上記建物を110万円で掛け売りした。
(借)建物減価償却累計額240,000(貸)建物1,300,000
(借)未収入金1,100,000 (貸)固定資産売却益40,000
○ 貸倒引当金(かしだおれひきあてきん)の設定
貸したお金・ツケが回収できない状態。
ex1) A社に2,000円の商品を掛販売した。
(借)売掛金2,000(貸)売上2,000
決算前にA社が倒産し、上記売掛金が貸し倒れとなった。
(借)貸倒損失2,000(貸)売掛金2,000
※翌年度(決算後)、やっぱりA社から2,000円現金で回収できたら?
(借)現金2,000(貸)償却債権取立益2,000
ex2)期末日が終了し、初めての決算で売掛金の残高は100万円であり、3%は回収できないと見積もられた。
(借)貸倒引当金繰入30,000(貸)貸倒引当金30,000
次年度、A社が倒産しA社に対する売掛金5,000円が回収不可となった。
(借)貸倒引当金5,000(貸)売掛金5,000
本コマの練習問題を含めた勉強時間:60分
ここまでの合計勉強時間:7時間20分