商業簿記について何も知識のない医療従事者が、できる限りお金を使わないで簿記検定3級に合格するまでの体験記です。
※自分の備忘録であり、2025年1月20日時点では合格体験記ではないのであしからず。
本日①は「⑫税金【全25回(基礎18回+じっくり復習等7回)】消費税や法人税等や固定資産税などの仕訳がメッチャわかるっ!」となります。
○ 消費税
仕入れた時の消費税(仮払消費税=資産)と購入者が支払った消費税(仮受消費税=負債)の差額を、仕入側が税務署に納税している。←間接税
ex)税抜200円の商品を掛けで仕入れた。
(借)仕入200 仮払消費税20(貸)買掛金220
上記商品を税抜300円で掛け販売した。
(借)売掛金330 (貸)売上300 仮受消費税30
ex) 事務作業用に税抜30万円のパソコンを現金で購入した。
(借)備品300,000 仮払消費税30,000(貸)現金330,000
決算まで上記のような仕訳を多くこなし、決算となった。期中で支払った消費税は合計500万円、受け取った消費税は700万円であった。
(借)仮受消費税7,000,000(貸)仮払消費税5,000,000
(貸)未払消費税2,000,000
※仮受・仮払消費税を0クリアして差額より未払消費税を算定する(決算整理仕訳)。
上記で算出した納税すべき消費税額について、小切手を振り出して支払った。
(借)未払消費税2,000,000(貸)当座預金2,000,000
○ 法人税等
儲けにかかる税金;法人税、住民税、事業税の3つ。
支払う法人税等=税引前当期純利益 × 税率(日本は約40 %)
ex) 「損益」勘定残高(差額が当期純利益となる。)は1年目は100万円であった。
(借)法人税等400,000(貸)未払法人税等400,000
法人税は決算日より2ヶ月以内に支払う。
(借)未払法人税等400,000(貸)当座預金400,000
会社設立より2年目以降は期首から6ヶ月経過してから2ヶ月以内に暫定的な金額で法人税等を支払う必要がある。暫定的な金額とは、①前年度の法人税等の半分額 or (②当年度の仮決算位して算出された法人税等額)。前年度の法人税等の半額(20万円)を小切手に振り出して納付した。
(借)仮払法人税等200,000(貸)当座預金200,000
2年目の決算となり、税引前の損益勘定残高は300万円であった。税率は40 %で、2年目期中で仮払法人税等20万円を支払っているため、未払法人税等は差額となる。
(借)法人税等1,200,000(貸)未払法人税等1,000,000 仮払法人税等200,000
○ 固定資産税・印紙税(手形や領収書などを作成するとかかる税金)など
費用処理となり、勘定科目は「租税公課」となる。
○ 不動産取得税
不動産を購入したときにかかる税金。
ex) 900万円の土地を購入し、不動産取得税27万円かかった。合計金額を普通預金から支払った。
(借)土地9,270,000(貸)普通預金9,270,000
または、費用処理する場合は、
(借)土地9,000,000 租税公課270,000(貸)普通預金9,270,000
本コマの練習問題を含めた勉強時間:40分
ここまでの合計勉強時間:8時間50分